【シンガポール修行TIPS】 日本の税関はレッドゾーンでクリア!!

ANA-SFC(スーパーフライヤーズカード)獲得修行でシンガポールに行く人に
役立つ(と思われる)情報を提供するこのシリーズ。
今回は日本の税関のうまい通り方。
もちろん、法に則った方法です。

SFC修行で何度もシンガポールに行っていると、帰国した時の税関が厄介ですよね。
パスポートにやたらとシンガポールの入出国のスタンプがあって、しかも毎回1泊2日。
＃もしくはシンガポールの入国スタンプが無かったり。
こんな状態では痛くもない腹を探られること間違いなし。
実際、私は2009年の7月にシンガポールから帰ってきた時に
「現地にお友達でも？」と訊かれました。
シンガポールに行ったのは2回目、しかも前に行ったのは10ヶ月前なのに。
（その間に他の国にどこにも行っていなくて、シンガポールの入出国が
　連続したからかもしれませんが。）
通常なら「ただの観光です」と答えりゃいいのですが、
フツー観光客は1泊2日でシンガポールには行きません。
じゃあ正直に「SFC修行で」と答えればいいかというと、
SFCとは？というところから説明せねばならず面倒くさい。
で、私は考えました。
先回りしてこっちから「税金払います！」と言っちゃえばいいんじゃないかと。
これが思いのほかうまくいくんですね。
税関では旅行の目的に関して何も訊かれないし、
課税される人向けのレーンはいつも空いているので早く通過することができる。
なので私は毎回レッドレーン(課税レーン)を通るようにしています。

3月のクアラルンプール修行から帰ってきたときの手順はこんな感じでした。
(KL修行からの帰り、と言うことでも分かるように、別にこの方法は
SIN修行の時でなくても使えます。)

Step1.免税範囲を超えるようにお酒を買う

日本の免税範囲は、酒ならば760ミリリットルのものを3本まで。
つまりは2280ミリリットルまで税金が掛かりません。
それを超えるようにお酒を買います。
私は330ミリの缶ビールを12本購入。
ビールとワインは税率が低いのでおすすめです。

ミッドバレーのカルフールで買った、カールズバーグとタイガービール。
どっちも６缶で約34RMくらい。
マレーシアはお酒類が高いのです。
シンガポールならもっと安く買えます。

Step2.買った酒はチェックインバゲージにする

マレーシアもシンガポールも液体物の機内持ち込み制限があるので、
缶ビールは持ち込めません。カウンターで預けます。
チェックインバゲージにしたくない人は、出国後の免税店で買いましょう。
チャンギなら缶ビールを扱っているDFSもあります。

Step3.申告書を正直に書く

税関に提出する携帯品・別送品申告書では、
「免税範囲(Ｂ面を参照)を超える購入品・お土産品・贈答品など
　免税範囲を超えているものがある」の欄の"はい"にチェックします。
裏面に数量を書く欄がありますが、缶ビール12本なら酒類の欄に
「12」と書いておけば間違いなし。

Step4.税関でレッドレーン（課税）に並ぶ

荷物を受け取ったら税関の課税のレーンへ。たいてい誰も並んでいません。

Step5.申告する

税関職員の人に申告書を渡します。
税関職員の人は裏面を見て「12本!?」と訊いてくることでしょう。
私の場合は「12本って…ワインですか？」と訊かれました。
荷物を開けながら「缶ビールが12本あります」と伝えましょう。
職員の人に質問する隙を与えないのです。

Step6.税金を計算してもらう

税関職員の人は税金の計算を始めます。
課税される量を計算しなくてはならないので、買ってきた缶ビールが
1缶何ミリリットル入っているかを伝えましょう。
で、税額の計算はこんな要領になるようです。
（330ミリリットルの缶ビール12本の場合）
(1) 持ち込んだ酒の全体量を求める ： 330×12=3960ミリリットル
(2) そこから免税となる2280ミリリットルを引く ： 3960-2280=1680ミリリットル
(3) そこにビールの簡易税率1リットルあたり200円を掛ける ： 200×1.680=336円
(4) 100円未満は切り捨てる ： 支払う税金は300円。
お酒の種類別の税率は
http://www.customs.go.jp/kaigairyoko/zeigaku.htm
に載っています。

Step7.納税する

職員の人から納税用紙をもらって、税関の中にある銀行の窓口で支払います。

納税告知書。
住所は SQ12 と搭乗便名になるんですね。

以上。
税関では怪しまれないし並ばないで通過できるし、メリットあり。
一度お試しあれ。
なお、この記事は私の体験に基づいて書かれていますが、
税関で質問されたり税額が違っていたりしたらご容赦を。
それと、お酒が飲めない人はこの手は使えませんね。ごめんなさい。