ANAは1月31日、株主優待割引運賃のルール変更を発表しました。
新しいルールは2011年6月から利用可能となる優待券から適用されます。
私はANAの株式を3000株持つ株主。
株主優待券は半期に3枚ずつ、年間では6枚受け取っています。
2010年のANA-SFC(スーパーフライヤーズカード)獲得修行のときには
プレミアム株主優待運賃を有効に使わせていただきました。
このルール変更が発表された当日、私はこうツイートしました。
ANAが株主優待割引運賃のルールを変更。これは改悪と言わざるを得ない。早めに予約が取れて直前まで取り消しが可能だから重宝していたのに予約から3日以内に決済しなければならないなんて…
しかし、その翌日にはこうもツイートしています。
ANA
の株主優待割引運賃のルール変更、よくよく考えると「改悪」とまで言わなくてもいいような気がする。決済後であれ予約の変更は可能だし、払戻の場合でも手
数料は420円で済むし。むしろ株優割引の決済期限が出発20分前であることを悪用したカラ予約が無くなるのはいいことなのかもしれない。
結局のところ、今回のルール変更はどのような影響があるのでしょう。
私の旅行スタイルと比較して検討しましょう。
私はだいたいこんな感じで株主優待券を使っています。
(1) 「旅行行きたいなー」と思い立つ。
(2) 旅行に行けそうな日の航空券を株主優待運賃で予約する。
(3) 予約した日に旅行に行けるよう仕事を調整する。
(4) 行けなさそうになったら予約を取り消し。
(5) 行ける場合は当日空港で航空券を決済。
思い立ったらすぐ予約を入れられて、出発直前まで取消が可能なのが
いまの株主優待運賃のいいところ。
とはいえ、取り消す場合には1週間くらい前には手続きしています。
それくらいの時期になれば仕事の都合も分かりますしね。
では、今回のルール変更の内容を確認します。
1.株主特別優待券の有効期間が1年間に
これは特に影響なし。
2.有効期間が「購入可能期間」から「搭乗可能期間」に
これもあまり影響なし。
5月末に有効期限が切れる優待券を金券ショップで安く買い入れて、
それを使ってオープン発券した航空券を夏のピーク時にに使うという
テクニックが使えなくなりますが、私はそもそも金券ショップで
株主優待券を買うということがないので関係ありません。
3.決済期限が予約日含め3日以内に
これは若干影響あり。
株主優待運賃で航空券を予約した後に旅行に行けなくなった場合、
これまでは予約の取消だけで済んだのでお金は1円も掛かりませんでしたが
ルール変更後は航空券の払い戻しが必要となり手数料が必要となります。
但し、払戻手数料は1区間につき420円。
これくらいなら払っても構いません。
また、旅行を別の日程に変更できる場合は払い戻しではなく
予約の変更になるので手数料は掛かりません。
4.インターネット経由での決済が可能に
これは便利。
eクーポンも使えるようになるのでマイルの使いみちが広がります。
ということで、今後の私の株主優待運賃の使い方はこう変わります。
(1) 「旅行行きたいなー」と思い立つ。
(2) 旅行に行けそうな日の航空券の空きをこまめにチェックする。
(3) 空きが少なくなってきたら航空券を株主優待運賃で予約する。
(4) インターネット経由で航空券を決済する。
(5) 予約した日に旅行に行けるよう仕事を調整する。
(6) 行けなさそうになったら別の日に予約を変更。
(7) どうしても行けない場合には航空券を払い戻し。
(8) 行ける場合はそのまま旅行へ行く。
なんだ、あまり影響ないや。
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