« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »

【TOOL】 中国行くなら持っていけ!香港・ハチソンテレコムのプリペイドSIMカードでデータ通信使い放題(98HKD/Day)

さて、昨年(2010年)12月に続き今月も中国へ出張に行ってきます。

海外へ行くときにいつも頭を悩ませるのが、現地での通信手段。特にデータ通信をどうするかは悩みの種ですよね。日本で使っている携帯電話回線を現地でローミングして使ってもよいのですが、通信料金が結構お高い。私が使っているNTTドコモだと、海外パケ・ホーダイの1日あたりの上限料金は2980円。4泊5日の出張だと14900円かかる計算に。出張とはいえ個人で使う通信料金を会社で払ってくれようはずもありませんので、この出費は私のフトコロにかなりのダメージを与えることが必至です。

「お前はSIMロックフリーのiPhone3GSやらiPhone4やらiPhone4Sやらを持っているのだから、シンガポールでもそうしているように中国でもプリペイドSIMを買って使えばよいではないか。」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。ええ、中国の携帯電話会社でもプリペイドのSIMを販売していることは知っています。でも、中国のプリペイドSIMを使うにはいくつか問題があるのですよ。

まず「中国ではどこでプリペイドSIMを売っているのか?」という問題をクリアしなければなりません。北京や上海であれば空港で買えるのかもしれませんが、私が行くのは地方都市。(地方都市っていったって大きな街ですけどね。)空港でプリペイドSIMの購入なんて望むべくもなく。それに、仮に売っていたとしても仕事で行くわけですから行動が若干制約されてしまいますので、空港の中をうろちょろすることもできません。現に12月の出張では空港についたらすぐ仕事先へ直行でした。じゃあ街なかの携帯電話ショップで買おうか、と思うと今度はそこに言葉の壁が立ちはだかる。「3Gでデータ通信ができるプリペイドのSIMカードをください」なんてことを中国語で言うなんて私にゃとてもとても無理ですよ。

そして、中国ならではの問題が"Great Firewall"(詳細は各自で調べること)。これを乗り越えないとTwitterもGmailも使えません。中国の通信会社のプリペイドSIMを使ったのではどうしてもこれに引っ掛かってしまうようなのですよ。

そんな私の悩みを解決する策がひとつあるのです。それがこれ。

Img_2750

いろいろオマケが写ってますがまあ気にせずに。

香港の携帯電話会社・ハチソンテレコム(ブランド名は"3")のプリペイドSIMです。SIMロックフリーのiPhoneの購入を考えたことのある人にはおそらくおなじみであろう、電脳中心買物隊in香港から取り寄せました。

3HKのプリペイドSIMには"Data Roaming Daily Pass"というサービスがあります。これは、香港以外の17の国や地域(*)で、各地の携帯電話会社にローミングすることにより1日定額で3Gデータ通信が使えるというもの。そのお値段は、中国本土とマカオであれば1日あたり98HK$(その他の国・地域では1日168HK$)。1HK$はだいたい10円くらいですから、1日1000円ほどで3Gデータ通信が使えることになります。これはお値打ち!日本の携帯電話会社の3分の1のお値段ですよ!
(* http://www.three.com.hk/website/appmanager/three/home?_nfpb=true&_pageLabel=P200470391219567710594&lang=eng&pageid=61J001 参照のこと)

そしてこのSIMは香港の会社のSIMですので、"Great Firewall"による検閲に引っ掛かることなくいろんなサイトを自由に使うことが可能。12月に中国へ行ったときにはこのSIMカードをSIMロックフリーのiPhone3GSに挿して使ったのですが、
・Twitter … OK!
・Google検索 … OK!
・Googleマップ … OK!
・Gmail(iOSのGmailアプリ) … OK!
・アメリカのYahoo!メール(iPhoneのメールアプリで設定) … OK!
・Skype … OK! Skype Outで日本の携帯電話と通話するのもOK!
・Evernote … OK!
と、仕事で使うサイトやアプリはまったく問題なく使うことができました。

このSIMでデータローミングが使える国には日本も含まれています。どうしても1日だけ3Gデータ通信の回線が必要だ、というときには168HK$払ってこのSIMを使うといったこともできるわけです。

回線維持料として月当たり18HK$が必要ではありますが、中国に頻繁に出張に行くのであれば持っておいて損は無いものだと思いますよ。クレジットカードを使ってオンラインでチャージすることもできますし。アジアを股に掛けるビジネスマンの皆さん、SIMロックフリーのiPhoneと一緒にこれを持っておくというのはいかがでしょうか?

| | コメント (1) | トラックバック (1)

« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »